枝変わりで色がピンクへ変わった?!白バラ「エゼル」今年の開花レポ

今年の「エゼル – Ethel」が開花しました。しかし昨年までのエゼルとは違っていて、なぜかピンク色の花弁を咲かせています。我が庭のバラでこの「枝変わり」の様な現象になったのは初めてのことかもしれません。
昨年までの「エゼル」は、確かにホワイト色の花弁を開かせて咲いていたはずです。それに対して、今年の様子はほとんどピンク色になっているのです。

もしかしたら今年は後から本来のホワイト色へ変わる可能性もありますが、とりあえず様子を観ていきましょう。

今年のエゼルは綺麗なピンクの花弁

まずは蕾から花弁が開く(とても綺麗なピンク色のエゼル)の様子が撮れました。

蕾のガクから出てきた 淡いピンク色の綺麗な花弁

去年までのと比べて今年のエゼルは特に綺麗な花弁になっている感じでした。蕾の時から淡い綺麗なピンク色になっていたのです。写真は三分咲きくらいですが、どう見てもピンクの花弁をしたエゼルです。「これって、エゼル?」と思ってしまいます・・

蕾も一枝に沢山付いていますので、満開になった時は花束の様になるのでしょう!今はまだ数個しか開いて始めていませんが、咲き進んでいくのが楽しみになります。

そして後日(上の写真)1輪が開花しました。白とピンク色が混ざり合った優しい色合いとなっていました。雄しべと雌しべが出てきた全開の状態ですが、昨年の全開の様子とは色合いが違っているみたいです。これって、枝変わり品種になったということ?!

それとも、そのうち本来のエゼル色(ホワイト)になっていくのでしょうか・・

ここで昨年までのエゼル開花を観てみましょう。

↓ 2019年の「エゼル」写真

ほとんど純白に見えますが、これが昨年の全開時「エゼル」なのです。

どう見ても「白」です。

昨年の「エゼル」レポより

(上の写真)昨年のエゼルも、小さな純白の花がとてもエレガントな感じです。3cmくらいの花が房状に咲き、いわゆるポンポン咲きと言われています。

カップ咲きで、香りは微香です。生育は速く、大型の蔓バラになっていきます。

我が庭のバラでも7年目となり、昨年冬には茂り過ぎていた状態をバッサリと枝整理をしました。

もしかしたら、その大きな整理が今年の変異と関係があるのでしょうか?

エゼルについて(前年の開花レポでも記あり

エゼル   Ethel
1912年 イギリス
一季咲き 香り 微香
花径 3㎝  樹高 6m
強い耐寒性

バラ辞典より

やっぱりピンク色のエゼルに観える!

5月末、次々と開花してきました遅咲きの「エゼル」ですが、どの花もやっぱりピンク色になっているので不思議な感じです。

花弁の雰囲気が昨年までと全く変わっています。ほんのりピンクが混ざって浮き出ている微妙な色合いなので変異ということでしょうか?なぜこの様な花弁になったのか、いろいろ調べてみてもはっきりとは分かりませんでした。

ただ一つ解かったことは、「ドロシーパーキンス」というピンク色の薔薇の品種から生まれたバラということなので、もしかしたらその遺伝子等が色の変異に関係しているのかもしれませんね・・

6月に入って、さっそく花弁色の変化を観てみました。(下の写真)

やっぱり昨年の様に純白色という感じには変わっていないようですね。でも新型エゼルというのも可愛い感じで良いかも・・

長く伸びている我が庭の「エゼル」は、どんどん蕾を開かせていきますので、もしかしたら純正の花弁を付けた開花も出てくるかもしれません。

引き続き満開の時を楽しみにしたいと思います。

下の写真は後日撮影したものですが、このバラは花持ちが良いようですね。もうすぐ花弁が落ちるかもしれませんがホワイト色が目立ってきました。でもよーく見るとほんのりとピンク色は残っています・・


6月に入ってバラの開花もクライマックスを迎えそうですが、遅咲きの新入り品種も開花しそうですので(春バラのレポは)もう少し続きます。

次回へつづく

最新のばら記はこちら