今春の「フランソワジュランビル」&「コンスタンツェモーツアルト」

今春の我が庭バラ開花レポ第9回目は、「フランソワ・ジュランビル」と「コンスタンツェ・モーツアルト」の記録を綴っておきたいと思います。

我が庭の西側、ちょうど薔薇「ソンブレイユ」と「プロスペリティ」の真ん中に挟まれて顔を出す位置になっている「フランソワ・ジュランビル」ですが、両方のホワイト色バラの中にピンク色が入るので良い感じになっています!

コンスタンツェ・モーツアルト」は北西のコーナーに鉢に植えてありますが、この春も綺麗な姿を魅せてくれました。

それではまず、「フランソワ・ジュランビル」の観察撮りからみていきましょう。

ピンク色のフリル姿が印象的な「フランソワ・ジュランビル」蕾~開花レポ

4月の下旬、いち早く咲いていた「ソンブレイユ」の場所に混ざって「フランソワ・ジュランビル」の蕾がちょこんと膨らんでいたのを見つけます。

まだ小さかったですが、ごく薄いピンク色の丸くて可愛い蕾でした。これが大きなフリルの花弁になるなんて、まったくこの時点では想像できませんね~

このバラは枝が細く誘引もしやすいですが、生育すると4m以上に伸びるので大型品種に入ります。

(↓の写真)後日、蕾の形は一気に変わって色もピンクが目立っていました。

ピンク色にまだ黄色が残っていて、グラデーションの蕾になっています。この他にも周囲には数個の蕾がありましたので、少しづつ一番花を追って膨らんでいくでしょう。

そして間もなく3~5分咲きへ開いていきます。隣はすでに開花している「ソンブレイユ」が白く光っていました。ステムが細いため重みで下を向いて咲いていきました。もうピンクのフリル花弁が見えています。

5~7分咲きくらいになりました。まだ隣の「ソンブレイユ」の方がとても大きく見えますが、「フランソワ・ジュランビル」も全開になっていくと負けないくらいの花径になりますよ^_^)//

我が庭の「フランソワ・ジュランビル」ですが、実は一度枯れてしまったことがありました。だけどもう一度咲かせたいと思い、新苗で最初からチャレンジしました。2年目でやっと蔓が生育し伸びてきて、こうして蕾を付けてくれるようになったのです・;)

↓の写真 どうでしょう!それから間もなくして、だいぶ開きましたね~負けないくらいの花径です!

可愛いロゼット咲きになって、ピンクの大きな花弁がフリルの様に開いていました。これがこの薔薇の特徴なんですね。花弁はふわっとした柔らかい感じです。

可愛いピンク色に全開となりました。

中輪タイプで3~4輪の房咲きです。香りは微香で、優しい香りがしますよ。

雄しべ雌しべが見えて、蜂や蝶も飛んできますね。

この「フランソワ・ジュランビル」は春だけの一季咲きなので、この時期に咲き誇るバラなんです!

プロスペリティ」と「ソンブレイユ」の真ん中に咲いている↓の写真

ホワイト色に優しいピンク色の花が混ざっていると、ローズガーデンらしく見えると思います。

*3~4種類のバラが混ざって咲いている、この区画全体の写真を後ページで載せる予定です。

過去の「フランソワ・ジュランビル」記はこちら

今春のコンスタンツェ・モーツアルト開花記
続いて、この春の「コンスタンツェ・モーツアルト」開花観察レポです。
5月に入ってすぐ、蕾が2つだけ大きく膨らんでいました。何だか少ないですが...?
↑の写真 薄いピンク色と濃い目のピンク色の2つの蕾です。
今のところは2つしか見られませんが、よく見ると新芽やシュートが伸びてきているので、この後も花芽を付けてくれるかもしれませんね^^)/
後日、少しづつ花弁が開いていました。ふっくらとした蕾で、桃色の様な優しい色で可愛らしい感じです。(奥の蕾と手前の蕾は、色合いや雰囲気が違ってみえますが・・)
数日から1週間ほどかけて、少しづつ開いていきました。(陽当たりや気温も影響で)
雨で少し傷んでしまっていますが、ホワイト色とピンク色のグラデーションが素敵な「コンスタンツェ・モーツアルト」の蕾です。
このバラは北西コーナーに鉢植えしてあるので、午前中は気温が低いですがお昼近くになると陽が当たって暖かくなります。
葉っぱは濃い緑色の照葉で黒星病うどんこ病などに強く、夏の様な暑さにも耐える強さを持っています。
  
蕾にズームして撮ってみたら、花弁が外側にくるりと巻いていました。
ピンク色もすっかり薄くなって、これってシルバーピンクというのでしょうか・・
  
ようやく花弁が広がってきました。正面から観ると中心が半剣弁になっています。
横から見てもエレガント(上品)な雰囲気があり、「モーツァルト夫人生誕250周年に因んで名付けられた薔薇」というだけありますね。
今は鉢植えにしていますが、シュラブ系の横張性なので地植えにしようか考えているところです。
↓の写真 5~7分咲きくらいになっていきました。
↓の写真 このエレガントな薔薇が、いよいよ咲きますよ!(^.^/
中大輪の丸弁高芯咲きから、クオーター咲きに変わっていきます。花弁がシルバーグレーピンク色という何ともいえない優しい色ですね!
我が庭の「コンスタンツェ・モーツアルト」は、無事にこの春も開花してくれました~ Y^.^Y
香りがとても良く、爽快なフレッシュレモンの様な香りが最初にします。その後にはアプリコット系の甘い香りに包まれる感じでしょう。
正午から夕方にかけてが、特に香りが際立つと思います(^>^~香りが変化していく珍しい薔薇ですので、ぜひこの香りをお勧めしたいですね!

♢今回のおまけ記♢
前年度は残念ながら開催されなかった「花久の里 ばら祭」でしたが、この春はどうにか開催されていました。(埼玉県鴻巣市)
そのバラ園の模様をドライブ帰りに少し覗いてきましたので、今回はおまけ記として載せておきたいと思います。
今年もまだコロナ禍は続いていますが、バラ園に植えられているバラ達は人間の社会現象など関係なく、毎年春にはどんどん咲き始めています。
一昨年度よりもバラが大きく育っている様でしたが、5月初めだったため満開までは至っていませんでした。
我が庭でも植えたことのある「スパニッシュ・ビューティー」のピンク色が目立っていました。
紅白になった薔薇のアーチも綺麗に咲いていました。5年の歳月をかけて、このバラ園は完成したようです。様々な協力で寄贈された色とりどりの薔薇たちが、沢山咲き始めていき華やかにしていきます。      
薔薇の間を歩いていると、いろいろなバラの香りが漂っていました。我が庭に欲しいバラ品種を写真に撮っておきました。たまたまアゲハ蝶が飛んできて蜜を吸いに来ていました。
  
ここにはショップもあって、バラの新苗や大苗も売っています。また、地元の野菜やうどんも売られていますので、寄ってみるのも良いでしょう。喫茶店もあるのでケーキやお茶も楽しめます。