我が庭のバラ、今春の開花レポ第6回目は「ルイ・フィリップ」と「プロスペリティ」について記しておきたいと思います。
前記の「ルナミスト」や「ロサキネンシス・アルバ」の開花後、意外に早い開花を見せてくれたのは、この2種類のバラたちでした。2つとも同じ陽射しの所に植えていたので、だいたい同じくらいに開花を見せてくれました。
それではまず、この春の「ルイ・フィリップ」から観てみましょう。
4月の下旬、我庭の南西側に植えてある「ルイ・フィリップ」の蕾が膨らんでいました。色は濃い紅色でコロンとした小さな可愛い蕾です。まるで口紅のリップのようですね!(1年目より濃い気がする・・)
後日、外側の花弁が開いていきました。まだ中心は花弁が詰まって丸みを保っていますが、間もなく次々と外側へ広がっていくでしょう。↓の写真へ
少しづつ少しづつですが、柔らかい花弁は外側へ広がっていきました。我が庭のこの「ルイ・フィリップ」は枝がとても細いのですが、それにもかかわらず力強く花弁を広げるのには感激さえ与えられます!
そして、可愛らしい濃いピンク色の開花を見せてくれました。小輪タイプの一輪咲きで、茎のステムは細く長いため、花の重さで下向きのなってしまいます。
実のところ「ルイ・フィリップ」のこの一番花は強い風によって蕾が傷ついていたため、この春は開花まで見れるのか不安でした。でもこうして1輪だけでも無事に咲いてくれたのは幸いです!
以前は半日影に植えていたのですが、2年目にして生育が良くない感じになったので、大きな鉢に植え替えて陽当たりの良い場所へ移したのです。
四季咲きで1.2mくらいになる様ですが、現状は枝もとても細く弱々しい感じであまり大きくなっていないので、この陽当たりの良い場所で元気を取り戻してほしいと思っています。
大輪ではないですが、下へうつむいて咲いているのも可愛いのです。ひらひらとした紅色の花弁が、まるで明るいピンクドレスの姿を思わせます。
香りは微香であまり主張的なバラではありませんが、ひっそりと咲いている感じがとても良いのです。横張性なので、トレリスやオベリスクなどに向いているかもしれません。
陽当たりの良い場所によって、次の蕾も付いてくれることを願っています!
続いては、毎年旺盛な開花を見せてくれる「プロスペリティ」の開花レポです。
4月の下旬、我が庭の西側にたくさんの蕾が付いていました。(↓はプロスペリティの全体の写真です。まだ蕾ばかりですけど・・)
後日、蕾の状態を拡大して観てみると大きく膨らんでいるのもありました。ごく薄いピンク色に見える花弁がガクを破って卵型に膨らんでいます。(↓の写真)
やがて完全にガクから花弁が表に出ると、淡いピンク色からホワイト色へ近づいていきます。(ガクの中にあるうちは花弁がまだ薄いイエローに見えます)
5月に入ってすぐ、少しづつ蕾のガクを破って綺麗な花弁が出てきました。一つの枝から沢山の蕾が伸びているのが見えますね!
やがて花弁は一枚一枚外側へ開いていきました。↓の写真
どのくらいあるか数えてはいませんが、とにかく沢山の蕾が少しづつ膨らんでいきます。
三分咲き程になってきました。いつも思いますが、バラは開きかけの時が一番綺麗に感じます。
五分咲きくらいになってきました。内側はほんのりとピンク色に見えますが、まだ沢山の花弁が詰まっているみたいですね。
中輪の丸弁カップ咲き&房咲きなので、1枝全部が咲くと花束ブーケのようになります。その時が最高に綺麗な姿を見られますよ!
バラの咲き方は様々ですが、バラの五分咲き~七分咲きのくらいの形が一番「花の女王」といわれるにピッタリの形なのでしょう。
そろそろ全開になっていきますね! 同じバラでも一つ一つ微妙に異なる表情があり、咲き方も違っている様です。
それぞれ可愛いので見とれてしまいますが、房になった時はもっと可愛いのです!
内側に作られていた花弁が外へ全て広がると、中心にある雌しべや雄しべが見えてきます。外側の花弁は、ほとんどホワイト色になっていました。
南西側にあるので午後の陽当たりが強く、花弁も勢い良く全開になりました。
今回の「プロスペリティ」は昨年以上にシュートがたくさん出てくれ蕾が付いているので、今年は花数が凄いと思いますよ!年々大きく成長しているので、毎年違う花姿になりますね❣
この品種も強健種なのですが、一時期カミキリムシに根元をかじられてしまい瀕死の状態でした。しかし、なんとか1本だけは残ってくれていて、その1本だけでここまで大きく生育してくれたのです。その後も根元から新しいシュートが何本か出てきて花付きが良くなりました。
初夏へ向けてこれからの時期は、バラの天敵であるカミキリムシもやってきますので注意しなければいけませんね!
また後日、もっとたくさん咲いた「プロスペリティ満開」の様子を撮れたら、ここに追加で載せたいと思っています。
♢今回のおまけ記♢
5月初旬、ピンクの可愛いミニ薔薇の2番花が咲いてくれました。ちょうどこの咲き具合が最高に綺麗です!(名称は不明ですが・・)
ミニ薔薇なので、小輪でとても可愛らしいです。丸弁八重咲きで、まさにバラらしい咲き方をしています。香りはありませんが、花弁の色がパステルピンクの優しい色合いなので観ているだけで癒されます!
変わって↓の写真は、ミニ薔薇「グリーンランド」です。
ミニ薔薇で寄せ植えにぴったりのサイズなので、購入してきました。今回はタグに「グリーンランド」と記してありましたが、ミニ薔薇は名称が書いていないものも多いですね・・
(但し バラ品種のグリーンアイスと違って、グリーン色にはならないようです・・)咲き進むと下のように素晴らしい花形になります。
花弁の色はアイボリー色ですが、しだいに色が薄くなっていくようです。花弁の数は多くて内側にぎっしりと詰まっているのが見えますね。
今年は沢山の可愛い&美しいミニ薔薇が、春の我が庭へお迎えしました。
↓の写真は「デルフィニウム」ですが、今回初めて我が庭に植えてみました。白色とパープル色を植えましたが、白色の方が大きくしっかりと育ってくれました。
バラの多い庭にぴったりの引き立て役になっていますが、次々と花が開いてくるとゴージャスな感じがします。この「デルフィニウム」はスラっと直立に伸びるため場所も取らず、狭い庭にちょうど良くとても気に入りました!
次回へつづく↓