今年の春ばらレポート第三回になる今回は、「ルナミスト」の蕾から開花までと「ロサキネンシス・アルバ」のアーチトンネルについて綴っておきたいと思います。
ここのところ何年も毎春に無事咲いてくれている「ルナミスト」ですが、今まで開花経過を観察したレポを記してはいませんでしたので、今回はあらためて載せておこうと思いました。
また、前回レポした薔薇「ロサキネンシス・アルバ」のアーチトンネルができあがったた様子も撮っておきましたので、後半に載せたいと思います。
それではまず「ルナミスト」から
4月の後半、我が庭の西側に植えてある数種類の薔薇の枝と葉っぱが広がっていました。その中にいくつかの蕾が付いているのが見えて、その一つがガクを破り大きく膨らみかけていました。
花弁の色から「ルナミスト」だとすぐに分かりました。(実はこの辺には数種類のバラ品種を植えてあるので、蕾がまだ小さすぎると何のバラか分からないのです・・)
この場所は春の暖かい西陽があたるため、翌日には蕾の膨らみは2倍以上になっていました。全てのガクは破けて、下へ押されていきます。外側はまだほんのりと赤みが見られますが、花弁はだいぶイエローになっていきました。間もなく花弁は外側へ開く様に広がっていき、観ているとその力強さを感じてきますね!翌日には一番外側の花弁が広がってきました。一枝に3つほどの蕾が付いています。
午前中は東側にある「ロサキネンシス・アルバ」のある方が陽当たりが良いのですが、午後になると西側へ陽当たりは移ってきますので「ルナミスト」があるこの場所が暖かくなっていきます。
↑の写真は、3分咲きくらいになってきた感じですね。はちみつ色の様なイエローで、我が庭のバラ品種はピンクやホワイトのバラが多いので、この色は一際目立つ色に思えます。まだ中心が濃い黄色のカップ咲きで、可愛い形になっています。
↓の写真になると、外側に開いた花弁はクリームイエローへと変わっていきます。
いくつもの花弁が内側に見えますが、しだいに外側へ張り出して広がって鮮やかな色を魅せてくれるでしょう!
そして、「ルナミスト」は見事に全開となって、今年も無事に咲いてくれました。↓の写真
花びらに雨上がりの雫がキラキラと輝いていました。最初はカップ咲きで、やがてクオーターロゼット咲きへと変わっていきます。色合いも淡い黄色へ向かい大輪となります。香りは微香ですが、花形が可愛らしくて好きな薔薇です。
他の蕾もどんどん膨らみ、ガクから花弁を出し始めていますね。綺麗なイエローで庭に明るさを与えてくれる薔薇です。(たくさん咲いた時は明るさが違うのです・・)
蕾から花弁を広げ始めている姿と、開花した状態を同時に見えるコラボレーションが撮れました。大きさの違いがはっきり分かりますね!
こんなに小さな蕾から見事な大輪となっていくなんて、とても不思議なマジックみたいです・・バラの魅力がここにもあるのでしょう。
この「ルナミスト」も蔓バラですが、あまり大きくなり過ぎず狭い我が庭にとっては育てやすくもあり、ぴったりのバラ品種だと思います。
冬の剪定でだいぶ枝が少なくしたはずでしたが、今春も生育旺盛過ぎて外の景色が見えなくなるほどになってしまいました。前記ではこの薔薇「ロサキネンシス・アルバ」の一番開花をレポしましたが、先日にはフェンスを覆うほどにいっぱいになっています。
↓の写真は、たくさん付いた蕾が次々に咲いていく様子です。開花直後の透き通るような薄いピンク色の花弁は、本当に綺麗です!
我が庭の他のバラ品種と比べて、いったいいくつ蕾が付いているのかも分からないほどです。先に咲き終わった花の後も、時間差で次々に他の蕾が開いていきますので長い日数を楽しめるメリットはありますが、花びらは儚くパラパラと散ってしまうのですが、白の絨毯のようになります。再び剪定が大変そうです。
この薔薇は丸い綿帽子の様なふんわりとした咲き方をしています。中心は少し淡いピンク色になっていて優しい色合いですので他の花とも相性は良いと思います。
↑この通り花付きは抜群ですので、もう蕾の数は数えられません。東側は午前中の陽当たりの良い場所なので生育に影響するのかもしれませんが、外向き(東向き)に多くの花が向いてしまっているため、中庭から全体を眺めることができないのが欠点です。
それでは、今春のアーチトンネルのビフォー&アフターを観てみましょう!
↑の写真は蕾もまだそんなに付いていない3月くらいのもので、↓の写真は先日の様子(4月終わり頃)です。
もうすでに下へ花弁が散っている様子が見えますね。もう新しいシュートもぐんぐん上に伸びてきています。細い骨組みのアーチが、この薔薇の重みに耐えている様に見えます。
この今の時期はアブラムシなど害虫も多く出ていますので、消毒も欠かせません。この今の状態を見ても剪定の大変さを想像してしまいますね。
この「ロサキネンシス・アルバ」の開花を合図に、我が庭の春ばらは次々と咲き始めています。何十種類のバラ品種が植えられていますが、今年もみんな無事に咲いてくれれば嬉しいですね!
♢今回のおまけ記♢
エントランス・ポストの表札壁に飾っておいたミニ薔薇が、鮮やかなピンク色で咲いて目立っていました。このミニ薔薇は昨年購入したものですが、冬を越して元気に春の開花ができたようです。どんな色の花を咲かせるのか忘れていましたが、こんなに鮮やかな花色だとは感動でした。
↑門壁に飾っていたハンギングバスケット。ハンギングバスケットには、毎年季節ごとに花を入れ替えて飾っています。今回はパープル色系で寄せ植えしてみました。
花ビオラとアリッサムに加えてネメシアのパープルホワイトを寄せ植えしましたが、陽当たりも良かったため溢れる様にモリモリと生育しました。切り戻ししてあげると、こんもりとしてきて2~3回は楽しめます。ネメシアは宿根草なので、来年も楽しめるでしょう。