美しく華麗な薔薇「クリスティアーナ」と、優しいピンク色が癒しを与えてくれる「フランソワ・ジュランビル」が今年も開花しました。今回は「クリスティアーナ」をメインに記しておきたいと思います。
「クリスティアーナ」は昨年秋にも咲いてくれましたが、春季の開花は特に美しく感じてしまうバラ品種かもしれませんね!
それでは最初に この春の「クリスティアーナ」を観てみましょう。
まずは蕾から花弁が開く様子を撮っておきました。
蕾は白い状態です。大苗から育てて2年目となります。
まだ蕾が固い状態ですが、数日で開いていくと思います。
少し寄ってみましょう。雨が降ると外側の花弁がキズ付いてしまうようですが、沢山の花弁が中に詰まっていますので開花が楽しみです。
シュラブ系の蔓バラなので、横に拡張していきます。フェンスやオベリスクなどに向いているでしょう。背後にも見えますが、いくつか他にも花弁を広げて始めているのがありました。
美しい白色に見える花弁ですが、開き始めると次第にほんのりと淡いピンク色に観えてくるでしょう。内側の花弁が次々に外側に開いていきます。
数日後、カップ咲きのボリュウーム感たっぷりに開花が見られるようになります。
直径8cm程で、ほんのり甘くフルーティーな香りがします。外側はペールピンク色の花弁で、中心は淡いピンク色の花弁がたくさん重なっているのが分かります。
まさに淡いグラデーションが優雅であり、大変魅力的な咲き方と思えるでしょう。
美しく華麗な姿に魅了され、ガラス花瓶に切り花1輪を挿して飾りました。
「クリスティアーナ」は他にもまだ蕾が付いていますので、次々と咲いてくるでしょう。
後日追記:
差し花にした「クリスティアーナ」はしだいに花弁色が薄く変わってきました。
中心のピンク色が薄くなってきたのも綺麗な感じです!
続いては蕾の状態から、何というバラ品種でしょう?
今年も無事に開花してくれました。「フランソワ・ジュランビル」です。
蕾の状態からピンク色の可愛らしさを思わされますね!
開花へと進むと、透き通った輝きのパステルピンク花弁が広がっていきます。
この日は夏日の気温となって、陽の良く当たる西側(表側)に植えた様々なバラ達が開花へと進みました。この薔薇も全開となって、甘い香りを放っていました。
この「フランソワ・ジュランビル」は、実は2回目の植え付け分です。
1回目の植え付けの時は高さ2mくらいまで蔓が伸びて育ち、春にはいくつもの花を咲かせましたが、数年後には根の病気によって枯れてしまいました。
また、特にバラにとっては強敵な害虫である、カミキリムシやテッポウムシには気を付けなければと思います。
数年前から「フランソワ・ジュランビル」が再デビューして育ち始めましたので、まだ蔓に高さがなく地面の方に花が近い状態ですが、毎年春に他のバラ達と開花の競演をしてくれるのが喜ばしいです。
蔓が旺盛に伸びるバラ品種なので、上手く誘引すれば綺麗な薔薇壁ができるタイプなのです。ただし、元気な状態で放置しておくと屋根まで覆うくらいの激しさもあるみたいですね。
今回の追記(おまけ記)
前回「シティ・オブ・ヨーク」の開花についてレポの追記です。
この薔薇は綺麗なホワイト色で開花する感じになっていましたが、蕾から開いた状態の時はクリームイエローになっています。
五分咲きの様子 優しいクリームイエローが目立ちます。
これは「シティオブヨーク」?と思ってしまうくらい全体的にイエローが目立っていましたが、やがて中心の花芯だけが黄色に目立つ様に変わっていくのですね~
始めのうちは黄色が目立っていますので、違う品種?(黄色いバラ)と思ってしまいますが・・ 「雌しべ」が強調されて見えるタイプの薔薇ですね!
これが完全に開花状態となれば、クリームイエローから まるで色が抜ける様にホワイトへと変わっていくのです!
5月も中旬へ入り、夏日の気温日も多くなりました。様々なところでバラの開花が全盛期になりますが、パンデミックによって今年は閉ざされているバラ園が多いようです。
薔薇の季節なのに大変残念なことですが、せめて「マイローズガーデン」だけでも盛大に開花を楽しみましょう!